今回は、ベンフィカの翌日に観戦した、ボアビスタFCのホームゲームについてお話しします。
ボアビスタFCとは…
<概要>
ボアビスタFC (Boavista FC)
設立:1903年
ホームタウン:ポルト
ホームスタジアム:エスタディオ・ド・ベッサ(Estádio do Bessa)
2003年12月30日開場、3万人収容
チームカラー:黒・白
正直なところ、ポルト滞在時に観戦できそうな試合を調べていたときに初めて知りました笑。
前シーズンの所属選手を見てもピンとこない。。
でもむしろ日本にいたらテレビでもお目にかかれないクラブなので逆に気になる…ということで、ベンフィカのホームゲーム観戦と同じぐらい楽しみにしていました。
2019-2020シーズン開幕戦の相手はCDアベス(Clube Desportivo das Aves)。
こちらも初めて知ったクラブで、1部と2部を行ったり来たりしているようですが、2017-2018シーズンにはポルトガル国内カップであるタッサ・デ・ポルトガル(Taça de Portugal)で初優勝する快挙も成し遂げているようです。
<スタジアムにはメトロ「マルケス駅」またはタクシーで>
リスボンからポルト・カンパニャン(Campanhã)駅の長距離列車が30分以上遅れ、試合開始まであまり時間がなかったので、行きはカンパニャン駅からタクシーで向かいました。ポルトのタクシーは日本よりも安く、10分ちょっとで10ユーロほどでした。
メトロを使う場合は、フランコス駅(Francos)が最寄りです。LINE A~Fまであり、LINE D以外なら止まります。カンパニャン駅からメトロで20分、フランコス駅からスタジアムまで徒歩15分、合計35分ぐらいは見積もっておくのが良いでしょう。
駅からスタジアムがそこまで近くないので、タクシーが便利だと思います。
メトロホームページ
https://en.metrodoporto.pt/frontoffice/pages/396
広大な敷地に巨大なスタジアムがあるという感じではなく、住宅街のような落ち着いたエリアに突如現れるイメージなので、遠くからはわかりづらいかもしれません。
<スタジアムに入場>
ベンフィカほど大きなグッズショップが併設されているわけではなく、出店も少ししかなかったのですが、試合10分前でもスタジアム周辺はサポーターがたくさんいて、荷物チェックを念入りにやっていたこともあり、入場ゲートはそれなりに並びました。
入場ゲートの前でタクシーを降りて、席を見つけるまで10分かかったので、席に座った頃にちょうど試合開始でした。
バックスタンド中央の前から10列目。ベンフィカのスタジアムもそうですが、陸上トラックがないのでピッチが近いです。
ボアビスタFCのサポーターもアツい。そして地元のおっちゃん的な人が多く、男臭い。最前列あたりで大きくて強そうな男性が巻き込む形で、バックスタンドのサポーター達も手をたたき、声を合わせて応援するのですが、まとまりなくすぐフェードアウトして、少ししてまた応援して…という感じで一体感はないです。
応援のまとまりはないのですが、みんな情熱的なのでリアクションはシンクロします。ボアビスタの選手が緩慢なプレーをしようもんならバッシングしますし、相手プレイヤーが倒れこんだり荒いプレーをしたときには総立ちに近い状態になります。
この試合では、後半はあまりチャンスらしいチャンスを作れない時間が長く、後半の試合中に最前列の応援を先導してた人が、何のきっかけかわからないのですが少し離れた距離のおじさんと揉めて、警備員が止めに入るなど、試合そっちのけでヒートアップするシーンもありました。
サポーターが近くであれだけワーワー言うので、ボアビスタの選手も何かに迫られるような恐れを抱きながらプレーしてるようにも見えました。ゲームはラフな展開に。
試合は前半早々にボアビスタが先制し、前半終了間際にアベスが追いつき、後半は膠着状態でしたがボアビスタがPKで勝越し、そのまま終了。さっきまで怒ってたサポーターも歓喜です。
日本人からすればマイナーなクラブ同士の試合でしたが、気迫が伝わってきて熱狂できますし、特長ある選手を見つけ出す面白さもあるので、サッカー好きならきっと楽しめます。その国の人たちの、市街を観光してるときとは違う一面が見れる楽しみもありました。