今回の記事では、ドイツのブンデスリーガのうち、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、ボルシア・メルヘングラートバッハ(MG)3クラブについて、

ブンデスリーガが創設された1963-64シーズンから2020-2021シーズンの順位推移を見てみようと思います。


<3クラブのブンデスリーガの順位推移>

3クラブのリーグ順位の推移を表にしてみました。

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※タップすると拡大できます。


<3クラブのブンデスリーガの優勝回数>

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バイエルンは、ブンデスリーガ創設時の参加クラブには選ばれなかったものの、1965-66シーズンの参加初年度にいきなり3位となり、1968-69シーズンの初優勝以降は圧倒的な強さを誇ります。

30回のリーグ優勝回数は、他を寄せ付けません。


ボルシア・ドルトムントは、2010年代はバイエルンの対抗馬の位置付けですが、常にその地位を維持していたわけではありません。1994-95シーズンが初優勝とあまり早くなく、その後も中位を彷徨う期間も長いです。リーグ優勝回数は5回です。


ボルシアMGは、1970年代に黄金時代を築き、5回のリーグ制覇を果たしています。以降は徐々に下降していき2部で過ごすシーズンもありましたが、2010年代に入ってからは徐々に1部でも上位にランクインするようになってきています。

2/15(日本時間の2/16)から、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝ラウンドが始まりますね。

過去の記事で2021-2022シーズンのCLグループステージを振り返りましたが、今回は決勝ラウンド進出クラブについて、開幕時のUEFAランキングと比較しながら傾向を見てみようと思います。

表をタップすると拡大表示されます


2021-22シーズン開幕時のUEFAランキング記事は、こちらからご確認いただけます。




<国別(協会別)CL本戦出場クラブ数・決勝ラウンド進出クラブ数>

オレンジ:本戦出場クラブ数、青:決勝ラウンド進出クラブ数

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イングランドは出場4クラブ全てが、決勝ラウンド進出を果たしています。フランス(パリSGとリール)、オランダ(アヤックス)とオーストリア(ザルツブルク)も、敗退クラブが出ていません。

イタリアは4クラブ中2クラブ(ユベントス、インテル)、ドイツは4クラブ中1クラブ(バイエルン)の決勝ラウンド進出にとどまっており、やや苦戦していると言えます。


<CL本戦出場・決勝ラウンド進出クラブの、UEFAクラブランキング分布>

オレンジ:本戦出場クラブ、青:決勝ラウンド進出クラブ

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10位以内から9クラブ、1120位から6クラブ、2130位から8クラブが本戦出場しており、全体の70%以上を占めています。

そんな中、10位以内のクラブは、バルセロナを除く8クラブが決勝ラウンドに進出しており、格の違いを感じさせます。フランスのリールは100位以下ながら決勝ラウンド進出を果たしており、ダークホースとして楽しみです。

2021-2022シーズンから、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)UEFAヨーロッパリーグ (EL)に次ぐ位置付けの大会として、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)が創設されました。


前回の記事では、CLELUECLのレベル感の違いをつかむために、国・協会別に各大会の本戦出場クラブ数を集計してみました。

今回は、各大会の本戦出場クラブのUEFAクラブランキングを比較してみました。

10位以内、11〜20位以内…というように、10位単位で分類し、クラブ数を集計しています。

2021-22シーズン開幕時のUEFAランキングを使用しています。

表をクリックすると拡大表示できます。


<CLELUECL本戦出場クラブの、UEFAクラブランキング分布>

(オレンジ:CL、黄緑:EL、水色:UECL)

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大会により、本戦出場クラブのランキングの傾向が異なることが一目瞭然です。


<CL本戦出場クラブの、UEFAクラブランキング分布>

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CLは、10位以内から9クラブ、11〜20位から6クラブ、21〜30位から8クラブが本戦出場しており、全体の70%以上を占めています。

まさに「ビッグクラブのための大会」という感じですね。


<EL本戦出場クラブの、UEFAクラブランキング分布>

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51〜60位が7クラブと最も多いです。

60位以内のクラブが約半数、100位以内のクラブが大半、という構図となっています。


<UECL本戦出場クラブの、UEFAクラブランキング分布>

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非常に広範囲に分布していますが、61〜70位の5クラブ、201位以下の8クラブが多いです。

100位以内と101位以上が半数ずつとなっており、CLや ELとは明確に参加しているクラブのレベル感が異なります。

ELのグループステージ3位のクラブは、UECLのグループステージ2位のクラブと、UECL決勝ラウンド進出をかけてプレーオフを戦うので、

どういった展開になるのか注目です。


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