今回は、2021-2022シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)本戦に出場する32クラブの、シーズン開幕時のUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。
CLは、ランキング上位のクラブが毎シーズン出場する傾向にあります。
ランキング32位までのうち25クラブが出場します。
32位以内でCLに出場できない7クラブのうち、
19位・リヨン(フランス)、20位・ナポリ(イタリア)、25位・レバークーゼン(ドイツ)の3クラブは、ヨーロッパリーグ(EL)に出場します。
10位・アーセナル(イングランド)、13位・ローマ(イタリア)、15位・トットナム(イングランド)、29位・バーゼル(スイス)の4クラブは、前シーズンに国内で不振だった影響などにより、CL・ELともに本戦出場とはなりませんでした。
一方、33位以下でCL本戦出場を果たしたのは下記の7クラブです。
41位・クラブ・ブルッヘ(ベルギー)
42位・ヤングボーイズ(スイス)
53位・ACミラン(イタリア)
88位・マルメFF(スウェーデン)
103位・ヴォルフスブルク(ドイツ)
108位・FCシェリフ・ティラスポリ(モルドバ)
109位・リール(フランス)
特に108位のFCシェリフ・ティラスポリは、モルドバのクラブとして初めてのCL本戦出場となります。まさに快挙ですね!
<グループごとの序列>
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グループステージごとに、UEFAクラブランキングをプロットしてみました。
見づらくて恐縮ですが、縦軸はランキングなので、下に行くほどランキング上位となります。
グループCは、4クラブの順位が最も拮抗しています。ボルシア・ドルトムントとアヤックスがネームバリュー的にもリードしていますが、ベシクタシュ(トルコ)とスポルティングCP(ポルトガル)も侮れません。
グループAやグループBは、4クラブ中3クラブの順位が拮抗しています。グループAのライプツィヒ(ドイツ)、グループBのポルト(ポルトガル)は、CL優勝候補にあがるライバルを上回れるでしょうか。
グループGは、2強2弱がハッキリとしていますが、セビージャ(スペイン)とザルツブルク(オーストリア)、ヴォルフスブルク(ドイツ)とリール(フランス)にそこまで大きな差がある印象はなく、ランキング上位といえど安泰とは言えません。クラブランキングはあくまでも目安なのだなと改めて感じます。
クラブランキングは直近5シーズンのヨーロッパでの実績を表していますので、その序列も頭に入れつつ、今シーズンもCLを楽しみましょう!