今年もヨーロッパ各国リーグの2022-2023シーズンが開幕し、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(UECL)の本戦出場クラブのグループステージの組み分けも決まりました。
今回は、2022-23シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、UEFAクラブランキングをチェックしたいと思います。
今回の記事では、UEFAカントリーランキングについて掘り下げます。
本記事では、UEFAの公式ホームページの8/24時点のデータを使用しました。
また、UEFAランキングがどういうものなのかを確認してみましょう。
・UEFAランキングは、UEFA(欧州サッカー協会)が主催するクラブの国際大会における過去5シーズンの各国クラブの成績に基づいて算出されるランキングです。
・UEFAカントリーランキングは、協会(国)別の成績に基づいてポイント算出されたランキングです。各国からCL、EL、UECLといった国際大会に参加できるクラブの枠数を決定するために使用されます。
※UEFAクラブランキングの記事はコチラ
※ UEFAランキング200位以内の国・協会別クラブ数の記事はコチラ
それでは、ランキングデータを見てみます。
<2022-2023UEFAカントリーランキング>
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ポイントをグラフに並べてみました。
上位5か国のリーグをまとめて「5大リーグ」とも言われますが、1位・イングランドと2位・スペインが約100pt、3位・イタリアと4位・ドイツが約75pt、5位・フランスが60ptなので、5か国には実績に開きがあります。8位・オーストリア以降は団子状態です。
<UEFAカントリーランキング(2021-2022シーズン開幕時からの変化)>
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今シーズンと前シーズンの順位の変動を見てみました。
8位以降は団子状態なので、10位台でもプラスマイナス5位程度の変動が起きています。30位以降ではCL本線でシェリフが活躍したモルドバが45位から33位にランクアップするなど、変動幅はより大きくなる傾向があります。
<2021-2022シーズンの獲得ポイント>
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2021-2022シーズンのみの獲得ポイントを並べてみました。
昨シーズンはオランダが、イングランドに次ぐ2位のポイントを獲得していました。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでの活躍が影響しています。上位層の中では情勢不安のロシアとウクライナが低調でした。
<2021-2022シーズン獲得ポイントと2020-2021シーズン獲得ポイントの差>
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直近2シーズンの獲得ポイントの差を見てみました。フランスとオランダが大きく伸ばしたことがわかります。2021-2022シーズンのフランスは、CL・EL・UECLそれぞれで2クラブずつ決勝ラウンドに進出し、グループラウンドで敗退したクラブがないという安定ぶりでした。オランダはCLは1クラブ、UECLは4クラブが決勝ラウンドに進出し、フェイエノールトがUECL準優勝しています。
国レベルでの傾向がわかったところで、次回はUEFAクラブランキングについて見てみようと思います。