過去の記事で、UEFA(ヨーロッパ)やCONMEBOL(南米)のサッカークラブについて、ランキングデータを使って各国の勢力図を紐解いてみました。
今回は、AFCのクラブランキングを使って、アジアのサッカークラブの勢力図を見てみようと思います。
<AFCのクラブランキングとは>
AFCはアジアサッカー連盟の略称で、アジアの各国・地域協会を統括する、国際サッカー連盟(FIFA)傘下のサッカーの大陸連盟である。1954年5月8日に設立され、事務局の所在地はマレーシアのクアラルンプールにあります(ウィキペディアより)。
AFCクラブランキングは、加盟協会に所属するクラブチームのランキング。当季と過去 4 季のAFCチャンピオンズリーグ、AFCカップにおける成績から算出されます。
<AFCクラブランキング>
今回は、アジアにおけるJリーグの位置付けをわかりやすくするために、2014年から2020年の7年間のAFCクラブランキングの推移を見てみようと思います。
まず、日本は緩やかにランクアップして2020年は1位になりました!
2017年は浦和レッズ、2018年は鹿島アントラーズが優勝するなど、近年の好成績がにより少しずつ順位を上げていきました。
2020年の上位10か国の推移を見ると、順位は変動しており、まだまだ突出した国はない、群雄割拠の状態と言えそうです。
カタール(2014年9位→2020年4位)、タイ(13位→7位)の躍進も目立ちます。
また、トップ10圏外では、北朝鮮(2014年31位→2020年11位)、タジキスタン(28位→12位)、フィリピン(27位→14位)、トルクメニスタン(30位→16位)が急浮上しています。
あまりピンと来ませんが、今後存在感を強めてくるかもしれませんね。
一方、オーストラリア(2014年6位→2020年15位)、バーレーン(16位→27位)、ミャンマー(21位→28位)、オマーン(14位→29位)、クウェート(11位→31位)は大きく順位を落としています。
オーストラリアはアジア屈指の強豪ですし、ナショナルチームは、アジアカップやワールドカップ予選などで戦う国が多いため、クラブチームレベルの順位下降は意外にも思えます。
上位も下位も、ヨーロッパや南米と比べるとまだ変動が大きい大陸のようなので、今後の動向も気になりますね。