前回の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキングをチェックしましたが、今回はUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。
※UEFAカントリーランキングの記事はコチラ
※UEFAランキング各国ページをアーカイブしました
UEFAカントリーランキングと同じく、本記事でもUEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。
また、UEFAランキングについてもおさらいです。
・UEFAランキングは、UEFA(欧州サッカー協会)が主催するクラブの国際大会であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の2大会における過去5シーズンの各国クラブの成績に基づいて算出されるランキングです。
・UEFAクラブランキングは、クラブチーム別の成績に基づきポイント算出されたランキングです。UEFA主催の大会のグループ分け抽選における「ポット」を決めるために使用されます。
お待たせしました。ここからはクラブランキングを見ていきます。
<UEFAクラブランキング>
※黄:スペイン、赤:イングランド、黒:ドイツ、青:イタリア、水色:フランス、グレー:他
※タップすると拡大できます
まずは上位50位のグラフです。
1位・バイエルン(ドイツ)の後はスペイン3強が続き、5位にイタリアのユベントス、6位にイングランドのマンチェスター・シティ、7位にフランスのパリ・サンジェルマンと続きます。
トップ10にはスペイン4クラブ、イングランド3クラブがランクインしており、層の厚さが可視化されています。
5大リーグ以外の最上位は、12位のシャフタール・ドネツク(ウクライナ)でした。19位・ポルト、20位・ベンフィカのポルトガル勢も検討しています。
<UEFAクラブランキング(2019-2020シーズンのみ)>
10ポイント以上の41クラブをグラフ化してみました。
CL優勝のバイエルン、準優勝のパリ・サンジェルマンのワンツーフィニッシュは当然として、EL優勝のセビージャが4位に入っています。CLベスト4のリヨンが8位なのは、グループステージで勝ち点を伸ばしていないことが影響しています。
5大リーグ以外の最上位は、ここでも12位のシャフタール・ドネツク(ウクライナ)でした。ELベスト4 と大活躍でした。CLベスト8の13位・アタランタ(イタリア)、ELベスト8の15位・バーゼル(スイス)なども躍進と言えるでしょう。
<UEFAクラブランキング(国別クラブ数)>
トップ200位にランクインしたクラブ数を棒、UEFAカントリーランキングを折れ線で示したグラフです。
協会(国)のポイントが高い場合は、クラブ別ポイントではなく協会(国)のポイントが適用されるので、上位リーグのクラブ数は多くなる傾向があ理ます。その影響もあり、5大リーグが全体の30%を占めます。ポルトガル、ロシア、ベルギー、オランダ、トルコを加えた10か国で全体の52%を占めます。
クラブ別に見ると、5大リーグのクラブがポイントを多く稼ぎ(=CLやELで結果を残し)、上位にランクインする傾向が顕著に表れました。
そういう中でも、意外なクラブが上位に喰い込んでくるのか、今シーズンも楽しみです。
※2019-2020シーズンのランキング記事