過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会(国)・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。
今回は、UEFAカントリーランキング16位のキプロス編です。
※本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。
UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>
<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>
キプロスは1960年にイギリスから独立した国で、キプロス島一島からなる島国です。地理的にトルコとも関係が深い地域だそうです(Wikipediaより)。
2020-21シーズン開幕時のキプロスのUEFAカントリーランキングは、16位です。
ワールドカップ、EURO(欧州選手権)の本戦出場経験がない小国にしては、高い順位です。
11〜20位の直近5シーズンのポイント推移を見ると、キプロスは3.0〜7.0の間で推移しており、比較的大きな変動がない印象です。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>
<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>
キプロスで200位以内にランクインしているのは、58位のAPOEL、114位のアポロン・リマソール、123位のAEKラルマカの3クラブです。
16位のキプロスからは、カントリーポイントによって200位以内にランクインするクラブはありません。
APOELは、キプロスの首都ニコシアのクラブで、
国内リーグは2012-13から2018-19シーズンまで7連覇を達成した強豪です。2011-12シーズンには、キプロス初のCL決勝トーナメント進出、ベスト8という果たしています。
直近5シーズンでは、CL本戦出場(グループステージ敗退)、ELベスト16に1回、ベスト32に1回進出しています。
アポロン・リマソールは直近5シーズンで国内3位以内をキープし、EL本戦に2回出場しています。
AEKラルマカは国内リーグ優勝はないですが、リーグ2位またはカップ王者としてEL参戦し、本戦にも1回出場しています。
2019-20シーズンの国内リーグはオモニアが優勝しました。APOEL同様、首都ニコシアのクラブで、国内リーグ優勝経験も多いクラブです。近年は上位に入れないシーズンが続いていましたが、久々の優勝となりました。