この春、欧州スーパーリーグ構想がヨーロッパで大きな話題を呼びました。

欧州スーパーリーグは、合計20クラブが自国リーグに出場しながら、8月から5月まで10クラブずつ2組に分かれて対戦し、上位による決勝大会を行うレギュレーション。20クラブのうち15クラブが「創立クラブ」として固定され、残り5クラブは流動的とする予定でした。


欧州スーパーリーグに参加表明していたのは、下記の12クラブです。

・イングランド:マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシー、アーセナル、トットナム

・スペイン:レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、バルセロナ

・イタリア:ユベントス、ACミラン、インテル・ミラン


欧州スーパーリーグ構想は、選ばれた一部のビッグクラブのみで行う新たなリーグで、一部クラブが利益を独占するような仕組みということもあり、UEFAや各国サッカー協会、選手、サポーターから反対と声が相次ぎました。

それを受けて、参加表明していたクラブも続々と離脱発表がなされており、一旦は頓挫した状態になっています。


ということではありますが、

・スーパーリーグが開催されていたら、参加表明していた12クラブはどのような勢力図になっていたのか

・スーパーリーグに参加表明していた12クラブが抜けた後、CLではどのようなクラブが優勝争いをしていそうか

この2点について妄想してみました。

国内リーグの成績も参考にすべきなのは重々承知しつつも、2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキングをもとに妄想してみます。


①スーパーリーグ参加表明12カ国の勢力図

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スペインの3強がリーグを牽引し、そこにユベントスとマンチェスター・シティも上位争いに関わっていくイメージでしょうか。

以降は団子状態ですが、リバプールあたりも優勝を狙えそうな気がしますし、どこが優勝してもおかしくないような、刺激的なリーグになる予感がします。

ミラノの2クラブは劣勢が予想されます。インテルも今シーズンはリーグ優勝しましたが、このメンツだと厳しい気がします。


②スーパーリーグ参加表明12クラブが抜けた後のCL

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CLはバイエルンが抜けた存在となり、PSGが追従する構図になります。

CLよりもELのイメージが強いものの、セビージャも二強に次ぐ存在になります。

バイエルンとPSGは現在のCLでも優勝が現実的な目標なので、他国のライバルがいなくなったとしたら、やはり圧倒的な存在になります。

セビージャはELではなくCLの主役に躍り出ていたかもひれません。

この3クラブに続くのが、シャフタール、ドルトムント、リヨン、ローマ、ナポリ、ポルト、ベンフィカ 、アヤックスといった、現在のCLでも時折快進撃を見せるクラブです。