今回の記事では、ポルトガル・リスボンの人気エリアであるベレン地区を観光したついでに、ベレネンセスのホームスタジアムである「レステーロ競技場」を観に行ったときのことを書きたいと思います。
<概要>
ベレネンセス(Os Belenenses)
設立:1919年9月23日
ホームタウン:リスボン・ベレン地区
ホームスタジアム:
エスタディオ・ナシオナル・リスボン
エスタディオ・ド・レステロ(Estádiodo Restelo)
1956年9月23日開場、19856人収容。
チームカラー:青
リスボン市のベレン地区は、ジェロニモス修道院、ベレンの塔、発見のモニュメントなどがあるベイエリアで、リスボン市街からバスで30分で行ける人気の観光地です。
私は現地の人に教えてもらうまで知らなかったのですが、トラムバスを降りて、大半の観光客が観光地に向かう中、観光客に群れることなく緩やかな坂を登ると、ジェロニモス修道院のすぐ裏手にスタジアムがあります。
ここは、ベレネンセスという古豪クラブのホームスタジアムです。
(現在は改修中のようで、19-20シーズンのホームゲームはエスタディオ・ナシオナル・リスボンで行われます)
近年は中位をふらふらしていて、何度か2部にも降格していますが、リーグ創設以来の大半を1部リーグで過ごしており、1945-1946シーズンには優勝したこともあります。
優勝は1回だけですが、ベンフィカ、ポルト、スポルティングCPの3クラブ以外でポルトガルリーグを制したことがあるのは、ベレネンセスとボアビスタFCの2クラブのみなので、リーグ優勝経験のあるレアなクラブと言えます。
スタジアムはそれほど大きくはなく、設備が充実しているわけでもなく、陸上トラックがあるため、日本の陸上競技場の風情があります。一方、スタジアムからベレンの海やジェロニモス修道院も観れるため、非常に贅沢なスタジアムでもあります。
リスボンに旅行に行く方は、ベレンは外せない観光スポットですので、試合があるときにはそのついでに観戦というのもアリだと思います。