前回までの記事で、ポルトガルリーグに所属するのクラブのうち、ベンフィカ、ポルト、スポルティングの3大クラブと、この3クラブに続く実績のあるベレネンセス、ボアビスタ、ブラガ、ギマランイスの順位推移を見てきました。


今回は、今まで見たクラブのほかに、日本人がニュースで目にする機会が多い2クラブについても調べてみようと思います。


・ポルティモネンセ 、マリティモのリーグ順位推移

IMG_9499

※ポルティモネンセ:黒、マリティモ:緑


ポルティモネンセは、かつて中島翔哉選手が活躍し、2019年からGK権田修一選手、SB安西幸輝選手、FW菅嶋弘希選手が在籍しています。

リーグ順位推移を見ると、1部リーグ初参戦は

1976-1977シーズンです。1979-1980シーズンからしばらく1部にとどまりますが、1989-1990シーズンに降格後は20年近く再昇格はできず、久々の1部参戦となった2010-2011シーズンも1期で降格してしまいます。

2017-2018シーズンに再昇格したシーズンでは中島翔哉選手の29試合10得点の活躍により10位で終え、2019-2020シーズンも1部で迎えることができています。


マリティモは、2019-2020シーズンからFW前田大然選手が在籍しています。過去には東京ヴェルディや浦和レッズなどで活躍した相馬崇人選手も在籍していました。

マデイラ島のフンシャルという都市のクラブです。(在籍はしていませんが、クリスティアーノ・ロナウド選手が生まれた街として有名です)

1部リーグには1977-1978シーズンに初参戦後、3シーズンを除いては1部に留まり続けており、リーグ歴代勝利数も10位にランクインしています。最高位は5位ですが、安定した成績を残しているクラブです。


2クラブとも同じような時期に1部リーグに初参戦していますが、その後は対照的な歩みを進めてきています。このあたりのクラブの歴史も頭に入れつつ、日本人選手たちの活躍を見守りましょう。


※過去のポルトガル関連記事をまとめたアーカイブページも、よろしければご覧ください。