過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会()・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。

今回は、UEFAカントリーランキング4位のイタリア編です。


本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。

https://www.uefa.com

UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。


<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>

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<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>

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CLでローマがベスト4、ユベントスがベスト8に勝ち進んだ2017-18シーズンは3位でしたが、それ以外のシーズンは3強には届かないけど45番手です。

1990年代は「世界最強リーグ」などと呼ばれていて、「セリエAダイジェスト」というテレビ番組もあったぐらいですが、今となってはスペインやイングランドに水を開けられてしまいました。


<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>

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<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>

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ユベントスは2011-12シーズンから国内リーグ9連覇中で、CLも直近5シーズンはグループステージを突破しています。2016-17シーズンはCLで準優勝しており、世界トップクラスであり続けています。

ローマ、ナポリも国際舞台である程度の結果を出しています。ナポリは2019-20シーズンは7位で、2020-21シーズンはUEFAの大会に出場しないため、来年は序列が落ちる見込みです。

2019-20EL準優勝のインテル、ラツィオが30位台。48位にはCLでサプライズを起こしたアタランタがランクインしています。

ミラン、フィオレンティーナは2シーズンの結果のみ。トリノ、サッスオーロ、サンプドリアの3クラブは、協会()のポイントによりランクインしています。


2006-07シーズンにはミラン、2009-10シーズンにはインテルが、それぞれCLを制覇していますが、今ではELにも出られないシーズンも珍しくなくなりました。ここから巻き返せるのか、このまま「古豪」になってしまうのか、正念場といえそうです。