前回の記事で、CONMEBOL(南米サッカー連盟)が発表したクラブランキングの概要と、ランキングの上位20クラブを見てみました。
今回は、ランキングデータを加工して各国の位置付けを見てみたいと思います。
<南米における各国の勢力関係>
まずは、1〜40位、41〜80位、81〜120位、120位以降の4ゾーンに分割し、各ゾーンにおける各国のクラブ数を見てみました。
1〜40位は、ブラジルとアルゼンチンが9クラブずつランクインし、全体の約半分を占めます。次に多くのクラブがランクインしているのは、5クラブのパラグアイです。
41〜80位は、メキシコの7クラブが最多で、コロンビアの6クラブ、アルゼンチンの5クラブと続きます。
81-120位は、ベネズエラが11クラブと群を抜いて多く、次点のチリとメキシコの5クラブを大きく引き離しています。
120位以降は、ブラジルが8クラブ、ベネズエラが7クラブ、エクアドルが6クラブとなりました。
ゾーン別のクラブ数を、国別にも見てみました。
続いて、国別にランクインしたクラブ数と平均順位を算出し、プロットしてみました。
・ブラジル、アルゼンチンは、ランクインしたクラブ数が多く平均順位も良いため、クラブチームにおいても圧倒的な実績を誇ることがわかります。
・コロンビアはランクインしたクラブ数は少ないものの、平均順位が比較的良いため、左下に位置しています。ボリビアも同傾向にあります。
・パラグアイ、ウルグアイはクラブ数は少なめで、平均順位もそこまでは良くないため、左上に位置しています。
・ペルー、エクアドル、チリは、平均順位はそこまで良くない一方、多くのクラブがランクインしています。
・ベネズエラは、81位以降に多くのクラブがランクインしているため、右上に位置します。
最後に、ランクインしたクラブのポイント数を合計して、国別にランキング化してみました。
rank | 国 | ポイント |
1 | Argentina | 37052 |
2 | Brasil | 36513 |
3 | Colombia | 13538 |
4 | Paraguay | 12344 |
5 | Uruguay | 11930 |
6 | Ecuador | 9840 |
7 | Chile | 9803 |
8 | Bolivia | 7380 |
9 | Mexico | 6683 |
10 | Peru | 5910 |
11 | Venezuela | 4600 |