過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会(国)・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。
今回は、UEFAカントリーランキング23位のイスラエル編です。
※本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。
UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>
<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>
2020-21シーズン開幕時のUEFAカントリーランキングでは、イスラエルは23位でした。
直近5シーズンのシーズンごとの獲得ポイントは、2.3〜6.8と波があります。2ポイント台が3シーズンあり、いずれのシーズンも16〜25位の10か国の中で最少ですが、一方で6.8ポイントを稼いだ2016-17シーズンは、10か国の中では最高でした。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>
<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>
クラブランキングには、93位のマッカビ・テルアビブ、109位のハポエル・ベエルシェバという2クラブが、200位以内に入っています。
マッカビ・テルアビブは、国内リーグでは直近5シーズンのうち2018-19シーズンと2019-20シーズンに優勝しています。
ヨーロッパの大会では、2015-16シーズンはCL本戦進出したものの、グループステージでは全敗に終わりました。2016-17シーズンはEL本戦のグループステージ3位、2017-18シーズンはEL本戦のグループステージ4位でした。
ハポエル・ベエルシェバは、国内リーグでは直近5シーズンで2015-16シーズンから3連覇を達成しています。
ヨーロッパの大会では、2016-17シーズンにEL本戦のグループステージで2位になり、ラウンド32まで勝ち上がりました。
2017-18シーズンはEL本戦のグループステージ4位で敗退しています。
2016-17シーズンは、上記2クラブがともにEL本戦でそれなりの活躍をしたことでポイントを稼ぎましたが、それ以外のシーズンでは予選で敗退することも多く、カントリーランキングは乱高下が激しくなっています。
イスラエルの国内リーグは、他にもマッカビ・ハイファやベイタル・エルサレムなどが強豪で、特定のクラブが優勝し続けるリーグも少なくない中、比較的戦力が拮抗しているリーグといえそうです。