過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会(国)・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。
今回は、UEFAカントリーランキング12位のオーストリア編です。
※本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。
UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>
<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>
オーストリアの2020-21シーズン開幕時のカントリーランキングは12位です。
6〜15位の10カ国のポイント推移を見てみると、3.8(2015-16シーズン)から9.8ポイント(2017-18シーズン)と、比較的振れ幅が大きい傾向にあります。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>
<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>
29位のザルツブルクが突出しています。
2005年にレッドブル・グループがクラブを買収し、レッドブル・ザルツブルクと改称してから、国内では他を寄せ付けない強さを誇り、2013-14シーズンから国内リーグ7連覇中です。
ヨーロッパの国際大会ではなかなかCL本戦に辿り着けない状況が続いていましたが、2017-18シーズンはELベスト4、2018-19シーズンはELベスト16と、着実に結果を残しており、2019-20シーズンは悲願のCL本戦出場を果たしました(グループステージ3位で敗退)。これからより目立つ活躍もあるかもしれません。
ザルツブルク以外は、69位のラピド・ウィーン、124位のアウストリア・ウィーンが名門です。ラピド・ウィーンは直近5シーズンのうちELラウンド32に2回進出しています。
106位のLASKも近年は国内で上位を維持しているクラブです。
173〜176位の4クラブは、カントリーポイントによるランクインです。
174位のシュトルツ・グラーツは、国内では安定して上位に入っていることもあり、直近5シーズン中ELに4回参戦していますが、結果を残せていません。
1994年から2002年にイビチャ・オシムが監督を務め、在任中に2度のリーグ優勝を達成しています。(日本で指揮を執る直前まで監督をしていたことになります)
2003年から2006年には日本で広島・浦和・札幌で指揮を執っているミハイロ・ペトロビッチが監督を務めています。
日本と縁のあるクラブなので、なんとなく応援したくなりますね。