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今回の記事では、イングランド・プレミアリーグの「ビッグ6」と呼ばれる、マンチェスター・シティ、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トットナム、アーセナルの、リーグ戦の順位推移を見てみようと思います。


<ビッグ6の順位推移>

プレミアリーグがスタートした1992-93シーズンから2019-20シーズンまでの間の、6クラブの順位の推移を表にしてみました。

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※表をタップすると拡大できます。


<ビッグ6の優勝回数推移>

続いて、1位獲得数推移をグラフにしてみました。

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マンU

プレミアリーグを牽引してきたクラブと言って間違いないでしょう。優勝回数13回はダントツです。その一方で近年は優勝から遠ざかっています。


マンC

近年は安定して上位争いに顔を出し、優勝もしているマンCですが、2000年代中盤までは下位リーグで過ごすシーズンも少なくありませんでした。


リバプール

2019-20シーズンにクロップ監督のもとで悲願のプレミアリーグ優勝を果たしたリバプール。2ケタ順位がないのは立派ですが、優勝争いに最後まで関わることもできない、もどかしいシーズンを多く経験しています。


チェルシー

アブラモビッチ氏がオーナーとなってから一気に力を付けたチェルシー。もともと強いチームではありましたが、2000年代中盤からは優勝争いの主役に躍り出る機会がグッと増えています。


アーセナル

1990年代後半〜2000年代前半が黄金期で、12位をキープしています。その後は34位が指定席となり、さらに少しずつ順位を落としてきています。このまま踏みとどまれるでしょうか。


トットナム

2000年代前半までは10位前後が多かったですが、2010年代は6位以内のシーズンが増え、優勝も夢ではなくなってきています。

今までlifetravelfootballでは、UEFAカントリーランキングやクラブランキングなどのデータを見ながら、主にクラブチームのレベルを見てきました。今回は、ヨーロッパにおけるナショナルチームの強さと、その国のリーグの強さの関わりが気になったので、調べてみました。


ナショナルチームのFIFAランキングは、20201210日時点のランキングを使用しました。下記サイトのを使用しています。

https://fifaranking.net/ranking/


UEFAカントリーランキングは、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。

https://www.uefa.com


2020-21シーズン開幕時点に傾向を調べた記事も、よろしければお読みください。


<ナショナルチームのFIFAランキングと、UEFAカントリーランキングのプロット>

さて、ここからが本題です。

縦軸にはナショナルチームのFIFAランキングを、ヨーロッパの国のみに絞って順位付したもの、横軸にはUEFAカントリーランキングを置き、プロットしてみました。

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左下は、ナショナルチーム、自国リーグともにレベルが高いゾーンです。スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスなどはここに位置付けされます。

このゾーンだけで見ると、クロアチアやポーランドなどは、ナショナルチームのレベルは高いものの自国リーグのレベルは高くなく、有力な選手が他国の強豪リーグで活躍している状況がイメージされます。

一方でロシアは、自国リーグのレベルは高いもののナショナルチームのレベルはそこまでではなく、優秀な選手を自国リーグに招き入れている流れがイメージできます。


左上は、ナショナルチームのレベルは低く、自国リーグのレベルは高いというゾーンです。ここにポツンと位置するのは、APOELUEFA主催大会での奮闘が目立つキプロスです。

右下は、ナショナルチームのレベルは高く、自国リーグのレベルは低いゾーンです。このゾーンにはウェールズ、アイルランド、北アイルランドが位置付けされていて、優秀な選手はイングランドのプレミアリーグや下位リーグに挑戦していることが読み取れます。


※各国のFIFAランキング、UEFAカントリーランキング一覧

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近年、ポルトガルのクラブに日本人選手が加入する動きが目立っています。

2020-2021シーズンには、ガンバ大阪から海外に渡った食野亮太郎選手がリオ・アヴェに、川崎フロンターレの2020年の優勝に大きく貢献した守田英正選手が、2021年に入ってからサンタクララに加入しています。

今回は、この2クラブが、ポルトガルリーグでどれほどの実績を持つクラブなのかを見てみます。


<リオ・アヴェ、サンタクララのシーズン別順位推移>

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リオ・アヴェは1979-80シーズンにトップリーグに初昇格し、トップリーグに26シーズン在籍しています。2008-09シーズン以降は1部での戦いが続いています。

クラブ最高順位は5位で、3回記録しているのですが、直近3シーズンでそのうちの2回を記録しています。


サンタクララは1999-2000シーズンにトップリーグに初昇格し、トップリーグに在籍したのは2020-21シーズンを含めて5シーズンのみです。

クラブ創設は1921年ですが、トップリーグ初参戦は1999-2000シーズンなので、長らく下位を主戦場としているクラブといえます。

とはいえ、2018-19シーズンからは3シーズン連続で1部リーグにとどまっており、クラブ史上で最も良い時期を過ごしています。


強豪クラブとまでは言えないものの、両クラブともそれぞれの歴史の中で最盛期とも言える状況にあります。

食野選手、守田選手は、クラブをさらなる高みへと引き上げる活躍ができるのでしょうか。


※過去のポルトガル関連記事をまとめたアーカイブページも、よろしければご覧ください。

過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会()・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。

今回は、UEFAカントリーランキング34位のルクセンブルク編です。


本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。

https://www.uefa.com

UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。




<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>

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<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>

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ルクセンブルクはベネルクス3国の1国で、神奈川県ほどの面積しかない小国です。

ナショナルチームは、ワールドカップ、欧州選手権(EURO)本大会出場の経験がありません。


そんなルクセンブルクの2020-21シーズン開幕時のUEFAカントリーランキングは、34位でした。

2015-16シーズン以降の3シーズンは1ポイントにも満たない結果でしたが、2018-19シーズンは2.6ポイント、2019-20シーズンは3.0ポイントとなっています。


<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>

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UEFAクラブランキング200位以内は、141位にF91デュドランジというクラブが唯一ランクインしています。

このクラブは、1991年に3クラブが合併してできたクラブで、2001-02シーズン以降、国内リーグで19回中15回優勝している強豪です。

ELには直近5シーズンのうち2018-19シーズン、2019-20シーズンに本戦出場しています。


個人的には、今までルクセンブルクにサッカーのイメージはありませんめしたが、EL本戦に進むレベルのクラブがあることを初めて知りました。

過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会()・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。

今回は、UEFAカントリーランキング35位のリトアニア編です。


本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。

https://www.uefa.com

UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。




<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>

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<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>

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リトアニアは、エストニア、ラトビアとともにバルト三国と呼ばれており、かつては旧ソ連の構成共和国の1つでしたが、1990年に独立をはたしています。

ナショナルチームは、ワールドカップ、欧州選手権(EURO)ともに本大会出場経験はありません。


そんなリトアニアの2020-21シーズン開幕時のUEFAカントリーランキングは、35位でした。

直近5シーズンでは、2018-19シーズンの2.6ポイントが最高、2016-17シーズンの0.5ポイントが最低でした。


<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>

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UEFAクラブランキング200位以内に、2クラブがランクインしています。

169位のFKスードゥヴァは、国内リーグで201720193連覇しており、直近5シーズンでELプレーオフ3度と、本戦まであと一歩という状況が続いています。


181位のFKジャルギリスは、国内リーグで2015シーズンからの5シーズンのうち2回優勝、3回が2位と、安定した成績を残しています。ELでは予選敗退が続いていますが、2018-19シーズンには予選1回戦から3回戦まで勝ち進むなどの結果を残しました。

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