過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会(国)・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。
今回は、UEFAカントリーランキング8位のベルギー編です。
※本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。
UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>
<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>
2019-20シーズン終了時点で8位。
「ヨーロッパにおけるベルギーリーグのレベル(UEFAランキング)」で見てみた通り、徐々にランキングを上げています。
トップ5に入ることはありませんが、地道にポイントを稼いでいます。
<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>
<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>
最高位は40位のKAAヘント。43位・アンデルレヒト、55位・KRCヘンク、57位・クラブ・ブルッヘ、74位・スタンダール・リエージュが100位以内にランクインしています。
ポルトガルのポルトやベンフィカ、ロシアのゼニト、ウクライナのシャフタール・ドネツク、オランダのアヤックスのような、その国において飛び抜けたクラブがないというのが特徴だと言えます。
CLはグループステージ敗退、ELもベスト8に行けば上出来という感じですが、裏を返せばどのクラブが参戦してもCLで本戦まで勝ち進める、ELで決勝ラウンド進出できる力があるとも捉えられます。
タレント集団でFIFAランキング1位にもなっているナショナルチームとは対照的に、クラブレベルではとても地味で、5大リーグと比べると小粒。ただ決して弱いわけではなく、突出した存在がいない分拮抗したリーグを楽しめるというのが、ベルギーリーグと言えそうです。
ちなみに、日本のDMM.comが出資し、多くの日本人選手がプレーするシント=トロイデンVVは、トップリーグに定着できているものの中位〜下位が続いており、国際大会の出場権獲得はもうひと頑張りが必要という状況です。