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ポルトガルリーグにおいて、ベンフィカ、ポルト、スポルティングの3大クラブの実績が突出していることがわかりました。

今回は、この3クラブに続くクラブの歩みを見てみました。


国内リーグの優勝経験があるベレネンセス(歴代勝利数4位)とボアビスタ(歴代勝利数8位)、歴代勝利数が5位ギマランイス、6位のブラガ、そして中島翔哉選手が活躍して話題になったポルティモネンセについて見てみます。


・ベレネンセス(水色)、ボアビスタ(黒)

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ベレネンセスは古豪。1945-1946シーズンに優勝し、1950年代頃までは4位以内をキープします。徐々に下降して2部降格も何回か経験しましたが、現在も1部の中堅クラブとして踏ん張っています。


ボアビスタは1970年代から1部に定着し、1990年代には3大クラブに割って入る活躍をするようになり、2000-2001シーズンには優勝します。2000年代に入ると八百長発覚による2部降格もありましたが、2014-2015シーズンに1部に復帰しています。


・ブラガ(赤)、ギマランイス(緑)

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ブラガは1970年代後半から1部に定着し、2000年代に入ってからは安定的に上位に食い込んでいます。国内で4番目のクラブと言えるでしょう。2009-2010シーズンは2位になっています。


ギマランイスは1部での順位に波はありますが

2部降格が少ないクラブです。1位、2位になったことはないものの、3位は4回あります。


・ポルティモネンセ

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1970年代から1980年代に1部に長らく在籍しましたが、その後は2010-2011シーズンまで1部に上がることなく、そのシーズンも降格してしまいます。そして久々の1部参戦となった2017-2018シーズン、中島翔哉選手の29試合10得点の活躍により10位で終え、2019-2020シーズンも1部で迎えることができています。


結果的に、3強とその次に位置するクラブでは、実績に大きな差があることが改めてわかりました。一方、ブラガが第2集団で頭一つ抜けつつあり、今後の活躍が楽しみです。


※過去のポルトガル関連記事をまとめたアーカイブページも、よろしければご覧ください。



今回は、ベンフィカの翌日に観戦した、ボアビスタFCのホームゲームについてお話しします。


ボアビスタFCとは

<概要>

ボアビスタFC (Boavista FC)

設立:1903

ホームタウン:ポルト

ホームスタジアム:エスタディオ・ド・ベッサ(Estádio do Bessa)

2003年12月30日開場、3万人収容

チームカラー:黒・白


正直なところ、ポルト滞在時に観戦できそうな試合を調べていたときに初めて知りました笑。

前シーズンの所属選手を見てもピンとこない。。

でもむしろ日本にいたらテレビでもお目にかかれないクラブなので逆に気になるということで、ベンフィカのホームゲーム観戦と同じぐらい楽しみにしていました。


2019-2020シーズン開幕戦の相手はCDアベス(Clube Desportivo das Aves)。

こちらも初めて知ったクラブで、1部と2部を行ったり来たりしているようですが、2017-2018シーズンにはポルトガル国内カップであるタッサ・デ・ポルトガル(Taça de Portugal)で初優勝する快挙も成し遂げているようです。


<スタジアムにはメトロ「マルケス駅」またはタクシーで>

リスボンからポルト・カンパニャン(Campanhã)駅の長距離列車が30分以上遅れ、試合開始まであまり時間がなかったので、行きはカンパニャン駅からタクシーで向かいました。ポルトのタクシーは日本よりも安く、10分ちょっとで10ユーロほどでした。


メトロを使う場合は、フランコス駅(Francos)が最寄りです。LINE AFまであり、LINE  D以外なら止まります。カンパニャン駅からメトロで20分、フランコス駅からスタジアムまで徒歩15分、合計35分ぐらいは見積もっておくのが良いでしょう。

駅からスタジアムがそこまで近くないので、タクシーが便利だと思います。

メトロホームページ

https://en.metrodoporto.pt/frontoffice/pages/396

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(ん?メトロ?)


広大な敷地に巨大なスタジアムがあるという感じではなく、住宅街のような落ち着いたエリアに突如現れるイメージなので、遠くからはわかりづらいかもしれません。

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<スタジアムに入場>

ベンフィカほど大きなグッズショップが併設されているわけではなく、出店も少ししかなかったのですが、試合10分前でもスタジアム周辺はサポーターがたくさんいて、荷物チェックを念入りにやっていたこともあり、入場ゲートはそれなりに並びました。

入場ゲートの前でタクシーを降りて、席を見つけるまで10分かかったので、席に座った頃にちょうど試合開始でした。


バックスタンド中央の前から10列目。ベンフィカのスタジアムもそうですが、陸上トラックがないのでピッチが近いです。

ボアビスタFCのサポーターもアツい。そして地元のおっちゃん的な人が多く、男臭い。最前列あたりで大きくて強そうな男性が巻き込む形で、バックスタンドのサポーター達も手をたたき、声を合わせて応援するのですが、まとまりなくすぐフェードアウトして、少ししてまた応援してという感じで一体感はないです。

応援のまとまりはないのですが、みんな情熱的なのでリアクションはシンクロします。ボアビスタの選手が緩慢なプレーをしようもんならバッシングしますし、相手プレイヤーが倒れこんだり荒いプレーをしたときには総立ちに近い状態になります。

この試合では、後半はあまりチャンスらしいチャンスを作れない時間が長く、後半の試合中に最前列の応援を先導してた人が、何のきっかけかわからないのですが少し離れた距離のおじさんと揉めて、警備員が止めに入るなど、試合そっちのけでヒートアップするシーンもありました。

サポーターが近くであれだけワーワー言うので、ボアビスタの選手も何かに迫られるような恐れを抱きながらプレーしてるようにも見えました。ゲームはラフな展開に。


試合は前半早々にボアビスタが先制し、前半終了間際にアベスが追いつき、後半は膠着状態でしたがボアビスタがPKで勝越し、そのまま終了。さっきまで怒ってたサポーターも歓喜です。


日本人からすればマイナーなクラブ同士の試合でしたが、気迫が伝わってきて熱狂できますし、特長ある選手を見つけ出す面白さもあるので、サッカー好きならきっと楽しめます。その国の人たちの、市街を観光してるときとは違う一面が見れる楽しみもありました。


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