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過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会()・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。

今回は、UEFAカントリーランキング20位のクロアチア編です。


本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。

https://www.uefa.com

UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。




<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>

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<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>

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2020-21シーズン開幕時のUEFAカントリーランキングでは、クロアチアは20位でした。

直近5シーズンのポイント推移を見ると、クロアチアは4.45.8と比較的波が小さく、1120位の10か国の中で最少になることはないものの、大きくポイントを伸ばすシーズンもありませんでした。


<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>

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<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>

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UEFAクラブランキングで200位以内にランクインしたのは49位のディナモ・ザグレブ、121位のHNKリエカ、149位のハイデュク・スプリトの3クラブでした。

ディナモ・ザグレブは2005-06シーズン以降、国内リーグで15シーズン中14シーズンで優勝している強豪です。直近5シーズンのUEFA主催大会では、CLで本戦まで勝ち進むもののグループステージ敗退が3回、ELベスト161回でした。

HNKリエカは、国内リーグで近年は3位以内に入っており、2016-17シーズンは優勝もしています。直近5シーズンでは、ELで本戦に1回進出しています。ハイデュク・スプリトはELで本戦には勝ち進めないものの、毎年の予選の戦績がポイントで蓄積されています。


もう少し長い期間のクロアチアの状況を知りたいという方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。


過去の記事で、2020-2021シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしましたが、協会()・クラブごとに直近5シーズンの状況をもう少し掘り下げて見てみたいと思います。

今回は、UEFAカントリーランキング19位のセルビア編です。


本記事では、UEFAの公式ホームページのデータを使用しています。2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わった、8/26更新のデータです。

https://www.uefa.com

UEFAカントリーランキング、クラブランキングの概要は下記の記事をご覧ください。




<2020-2021シーズン開幕時のUEFAカントリーランキング>

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<UEFAカントリーランキングの年別ポイント>

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2020-21シーズン開幕時のUEFAカントリーランキングでは、セルビアは19位でした。

1120位の10か国の、直近5シーズンのポイント推移を見ると、セルビアは2015-16シーズン、2016-17シーズンは低水準ですが、2017-18シーズン以降は標準以上のポイントを獲得できています。


<2020-2021シーズン開幕時のUEFAクラブランキング>

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<UEFAクラブランキングの年別ポイント・順位>

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UEFAクラブランキング200位以内にランクインしているセルビアのクラブは、65位・クルベナ・ツベズダと67位・FKパルチザンの2クラブのみです。

200位以内に2クラブしか入っていない国の中で、セルビアの19位は最高位です。

クルベナ・ツベズダは2シーズン連続でCL予選を勝ち抜き、本戦のグループステージまでたどり着いています。ELでもベスト32まで進出しています。FKパルチザンはEL本戦3回、うち1回はベスト32に進出しています。


過去の記事でも書いたのですが、

旧ユーゴスラビア時代のリーグでは、クルベナ・ツベズダ(レッドスター・ベオグラード)、パルチザン・ベオグラード(FKパルチザン)2クラブ合計で30回の優勝実績があり、全体のほぼ3分の2を占めます。そして2006-07シーズンにセルビアリーグ発足以降、全てのシーズンで2クラブのどちらかが優勝しています。


ヨーロッパにおけるクロアチアリーグのレベル(UEFAランキング)の記事で、UEFAランキングのデータを使って、ヨーロッパにおけるクロアチアリーグのレベルを知ろうとしてみました。

今回は、クロアチアだけでなく、旧ユーゴスラビア各国のレベルも見てみたいと思います。


まず、かつて「ユーゴスラビア」だった国は、現在は6つの国と2つの自治州に分散しています。

・セルビア

・モンテネグロ

・クロアチア

・スロベニア

・ボスニア・ヘルツェゴビナ

・北マケドニア

・コソボ自治州

・ヴォイヴォディナ自治州


<旧ユーゴスラビア各国の国内リーグ>

旧ユーゴスラビアの頃は「ユーゴスラビア・プルヴァ・リーガ(Prva Liga)」という一つのリーグでしたが、1992-93シーズンをもって幕を閉じ、以降はリーグも分散しています。

・ユーゴスラビア連邦共和国(セルビア・モンテネグロ)

新ユーゴスラビア・プルヴァ・リーガ

1992-932001-02 

セルビア・モンテネグロ・プルヴァ・リーガ

2002-032005-06 

・セルビア

セルビア・スーペルリーガ

2006-07〜) 

・モンテネグロ

プルヴァ・ツルノゴルスカ・フドバルスカ・リーガ

2006-07〜)

・クロアチア

プルヴァHNL

(1991-92)

・スロベニア

スロベニア・プルヴァ・リーガ

(1991-92)

・ボスニア・ヘルツェゴビナ

プレミイェル・リーガ

(1997-98〜。それ以前にも各民族別リーグが存在)

・北マケドニア

マケドンスカ・プルヴァ・リーガ

(1992-93)

ウィキペディアより


<各国のUEFAカントリーランキング推移>

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クロアチアとセルビアが20位前後、スロベニアが2030位、ボスニアヘルツェゴビナと北マケドニアが3040位、モンテネグロが4050位、コソボは最近名前が出てくるようになりました。


<UEFAクラブランキング100位圏内のクラブ>

最高位は、クロアチアのディナモ・ザグレブ(45)。セルビアは65位にクルベナ・ツベズダ(レッドスター・ベオグラード)、67位にFKパルチザンの2クラブ、スロベニアは97位にNKマリボルがランクインしています。

ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、モンテネグロ、コソボ自治州のクラブは、トップ100にランクインしているクラブはありませんでした。


<1945年〜1992-93シーズンまでの優勝回数>

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クルベナ・ツベズダ(レッドスター・ベオグラード)、パルチザン・ベオグラード(FKパルチザン)の2クラブで30回の優勝実績があり、全体のほぼ3分の2を占めます。FKヴォイヴォディナ・ノヴァサドもセルビアのリーグに参加しているため、旧ユーゴのリーグではセルビアリーグ勢が優勢だったと言えます。

ディナモ・ザグレブとハイデュク・スプリトのクロアチア勢、FKサラエヴォとFKジェリェズニチャル・サラエヴォのボスニア・ヘルツェゴビナ勢は優勝経験がありますが、現在のスロベニア、北マケドニア、モンテネグロ、コソボ自治州からは優勝クラブが出ていませんでした。



2018年のFIFAワールドカップ準優勝国、クロアチア。ナショナルチームは強いですが、クロアチアの国内リーグの情報が日本に届くことはかなり稀です。

ヨーロッパの中でだいたいどれぐらいのレベルのリーグなのか、調べてみました。


<UEFAカントリーランキング>

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2000年以降の推移を見ると、おおよそ20位前後

に位置付けていることがわかります。


2019-2020のランキングでは19位でした。

5大リーグからはそれなりに差があり、ポルトガル・ロシア・ベルギー・オランダあたりからももう少し実績的には劣ると言えそうです。

ちなみに、クロアチアと同じ旧ユーゴスラビアの一国、セルビアは18位でした。


<UEFAクラブランキング>

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トップ100にランクインしたクロアチアのクラブチームは、45位のディナモ・ザグレブのみ。

少ない気もしますが、カントリーランキングが20位前後の国は、国内の名門クラブがトップ100圏内に1クラブ入ってるかどうか、という国が少なくありません。


旧ユーゴスラビア各国の国内リーグのレベル(UEFAランキング)の記事では、クロアチア以外の旧ユーゴスラビアの国々のレベルも見てみたいと思います。



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