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今回の記事では、スペインのリーガ・エスパニョーラのクラブのうち、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオの4クラブについて、

全国的なリーグ戦がスタートした1928年から2020-2021シーズンの順位推移を見てみようと思います。


<4クラブのリーガ・エスパニョーラの順位推移>

4クラブのリーグ順位の推移を表にしてみました。

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表をタップすると拡大できます。


<4クラブのリーガ・エスパニョーラの優勝回数推移>

続いて、1位獲得数推移をグラフにしてみました。

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レアル・マドリード

1953-541968-69の長きにわたり、黄金時代と呼べるシーズンを過ごしました。197080年代も数度の連覇を果たし、圧倒的な実績を誇ります。

1990年代はレアルにしてはやや停滞した期間でしたが、2000-01シーズン以降は、2003-04シーズンの4位を除いては全て3位以内に入るなど、相変わらずの強豪ぶりです。

通算の優勝回数34回は国内最多です。


バルセロナ

1980年代までは安定的に上位には位置するものの、優勝は10回。同時期にレアルはすでに25回の優勝をしており、実績では大きく水を開けられていました。

1990年代以降はハイペースで優勝し、2003-04シーズン以降は3位以内を維持し、リーグ優勝10回。レアルとの差を縮めています。

通算の優勝回数は26回です。


アトレティコ・マドリード

個人的には、イメージしていたよりも1部で上位に食い込むシーズンが多い印象でした。迷走していた期間が長いように思っていましたが、2部で戦ったのは戦前と2000-012001-12シーズンだけ。

2013-14シーズン以降は3位以内を維持し、リーグ優勝も2回達成しました。

通算の優勝回数は11回です。


アスレティック・ビルバオ

優勝回数は8回ですが、そのうち5回は第二次世界大戦前であり、1983-84シーズンを最後に優勝から遠ざかっている状況です。

1983-84シーズン以降は、優勝争いというよりもどちらかと言えば残留争いに巻き込まれるシーズンの方が増えてきていますが、

バスク純血主義を貫きつつ、未だに一度も2部に降格することなくトップリーグに在籍し続けていることが素晴らしいです。


4クラブ以外が優勝したのは、2020-21シーズンまでの93シーズンのうち14シーズンのみでした。

全シーズンの84.9%は今回ご紹介した4クラブが優勝しており、うち64.5%はレアルかバルサが優勝しています。データで見ても、レアルとバルサは圧倒的な存在ですね。

前回の記事では、2021-2022シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)本戦に出場する32クラブの、シーズン開幕時のUEFAクラブランキングを見てみました。

今回は、ヨーロッパリーグ(EL)本戦出場32クラブの、UEFAクラブランキングを見てみます。


ELは、CLと比べて本戦出場クラブのランキングにバラつきがあります。

19位・リヨン(フランス)20位・ナポリ(イタリア)25位・レバークーゼン(ドイツ)のようなランキング上位のクラブもあれば、

シュトルム・グラーツ(オーストリア)やブレンビー(デンマーク)のような160位前後のクラブもあります。


<グループごとの序列>

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グループごとに、UEFAクラブランキングをプロットしてみました。

見づらくて恐縮ですが、縦軸はランキングなので、下に行くほどランキング上位となります。


ランキングの順位的には、グループEやグループH4クラブとも近く、拮抗していると言えそうです。クラブの顔ぶれを見ても、決勝ラウンドに勝ち進むクラブを予想するのが難しそうです。

グループF3クラブがかなり近い順位にあります。


CLと比べて絶対的な存在がいないグループが多いので、ELは拮抗した戦いを数多く楽しめそうですね。

今回は、2021-2022シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)本戦に出場する32クラブの、シーズン開幕時のUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。


CLは、ランキング上位のクラブが毎シーズン出場する傾向にあります。

ランキング32位までのうち25クラブが出場します。

32位以内でCLに出場できない7クラブのうち、

19位・リヨン(フランス)20位・ナポリ(イタリア)25位・レバークーゼン(ドイツ)3クラブは、ヨーロッパリーグ(EL)に出場します。

10位・アーセナル(イングランド)13位・ローマ(イタリア)15位・トットナム(イングランド)29位・バーゼル(スイス)4クラブは、前シーズンに国内で不振だった影響などにより、CLELともに本戦出場とはなりませんでした。


一方、33位以下でCL本戦出場を果たしたのは下記の7クラブです。

41位・クラブ・ブルッヘ(ベルギー)

42位・ヤングボーイズ(スイス)

53位・ACミラン(イタリア)

88位・マルメFF(スウェーデン)

103位・ヴォルフスブルク(ドイツ)

108位・FCシェリフ・ティラスポリ(モルドバ)

109位・リール(フランス)


特に108位のFCシェリフ・ティラスポリは、モルドバのクラブとして初めてのCL本戦出場となります。まさに快挙ですね!


<グループごとの序列>

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グループステージごとに、UEFAクラブランキングをプロットしてみました。

見づらくて恐縮ですが、縦軸はランキングなので、下に行くほどランキング上位となります。


グループCは、4クラブの順位が最も拮抗しています。ボルシア・ドルトムントとアヤックスがネームバリュー的にもリードしていますが、ベシクタシュ(トルコ)とスポルティングCP(ポルトガル)も侮れません。

グループAやグループBは、4クラブ中3クラブの順位が拮抗しています。グループAのライプツィヒ(ドイツ)、グループBのポルト(ポルトガル)は、CL優勝候補にあがるライバルを上回れるでしょうか。

グループGは、22弱がハッキリとしていますが、セビージャ(スペイン)とザルツブルク(オーストリア)、ヴォルフスブルク(ドイツ)とリール(フランス)にそこまで大きな差がある印象はなく、ランキング上位といえど安泰とは言えません。クラブランキングはあくまでも目安なのだなと改めて感じます。


クラブランキングは直近5シーズンのヨーロッパでの実績を表していますので、その序列も頭に入れつつ、今シーズンもCLを楽しみましょう!

前回までの記事で、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしました。

今回はUEFAクラブランキング200位以内に入ったクラブ数を、各国・協会ごとに見てみたいと思います。


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com

UEFAランキングの概要はコチラの記事にてご確認ください。

※UEFAクラブランキングの記事はコチラ


それでは、ランキングデータを見てみます。

<UEFAクラブランキング200位以内の国・協会別クラブ数>

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協会()のポイントが高い場合は、クラブ別ポイントではなく協会()のポイントが適用されるので、上位リーグのクラブ数は多くなる傾向があ理ます。

イングランド・スペイン・ドイツ・イタリア・フランスの上位5カ国合計で59クラブが200位以内に入っているため、全体の30%を占めていることになります。

カントリーランキング13位のトルコは200位以内に11クラブがランクインしており、上位5カ国並みの多さとなります。(一方で1クラブあたりの獲得ポイントは小さいということになりますが)

15位のキプロスは3クラブ、16位のセルビアは2クラブのみで、限られたクラブがUEFA主催大会で安定的に結果を残していることになります。

中位に目を向けると、25位のルーマニアは4クラブがランクインしており、カントリーランキングの位置付けに対してランクインしたクラブ数が多い結果となりました。


<UEFAクラブランキング200位以内の国・協会別クラブ数(前年変化)>

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このグラフからわかるのは、前シーズン開幕時と今シーズン開幕時で、各国・協会のランクインしているクラブ数には大きな変化がないということでしょう。

比較的変化が大きかったのは、2クラブ増えたトルコと、2クラブずつ減ったデンマーク、スイスです。

前回の記事で、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキングをチェックしましたが、今回はUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com

UEFAランキングの概要はコチラの記事にてご確認ください。

 UEFAランキング200位以内の国・協会別クラブ数の記事はコチラ


では、クラブランキングを見ていきます。

<2021-2022UEFAクラブランキング>

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:スペイン、赤:イングランド、黒:ドイツ、青:イタリア、水色:フランス、グレー:

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まずは上位50位のポイントを並べてみました。

トップ31位・バイエルン(ドイツ)2位・レアル・マドリード(スペイン)3位・マンチェスター・シティ(イングランド)となりました。イタリア最上位は5位のユベントス、フランスの最上位は8位のパリ・サンジェルマンです。

5大リーグ以外の最上位は、16位のポルトです。

昨年はシャフタール・ドネツク(ウクライナ)でしたが、18位にランクダウンしポルトが上回りました。


<UEFAクラブランキング(2020-2021シーズン開幕時からの変化)>

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上位では、マンチェスター・シティ(イングランド)+3(6→3)、チェルシーが+5(16→11)と、イングランド勢のランクアップが目立ちます。

ライプツィヒ(ドイツ)+10(31→21)、ザルツブルク(オーストリア)+6(29→23)と、レッドブルグループの躍進も数値に表れています。

アタランタ、ディナモ・ザグレブ、スラビア・プラハ、クラブ・ブルッヘ、ヤングボーイズなども大きく浮上しています。

一方でバレンシアやシャルケは大きく順位を落としました。シャルケは2部に降格してしまったので、さらなる下降も免れません。


<2020-2021シーズンの獲得ポイント>

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上位50クラブの前シーズンの獲得ポイントを並べてみました。

CLファイナリストのチェルシー、マンチェスター・シティ、ELファイナリストのビジャレアルとマンチェスター・ユナイテッドが大きく伸ばしています。

この4クラブのうち3クラブがイングランドということもあり、UEFAカントリーランキングではスペインを抜いて1位になっています。


<2020-2021シーズン獲得ポイントと2019-2020シーズン獲得ポイントの差>

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上位50クラブの、直近2シーズンの獲得ポイントの差を見てみました。

目立つところでは、チェルシー(19-20CLベスト1620-21CL優勝)、ポルト(19-20ELベスト3220-21CLベスト8)が、+15ポイント以上と大きく伸ばしました。

一方、インテル(19-20EL準優勝・20-21CLグループステージ敗退)、バーゼル(19-20ELベスト820-21CL予選敗退)2クラブは、-15ポイントと活躍した19-20シーズンから一転してUEFA主催大会では低調なシーズンとなってしまいました。


2021-2022シーズンによりどんな変動があるか楽しみですね。

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