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前回までの記事で、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしました。

今回はUEFAクラブランキング200位以内に入ったクラブ数を、各国・協会ごとに見てみたいと思います。


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com

UEFAランキングの概要はコチラの記事にてご確認ください。

※UEFAクラブランキングの記事はコチラ


それでは、ランキングデータを見てみます。

<UEFAクラブランキング200位以内の国・協会別クラブ数>

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協会()のポイントが高い場合は、クラブ別ポイントではなく協会()のポイントが適用されるので、上位リーグのクラブ数は多くなる傾向があ理ます。

イングランド・スペイン・ドイツ・イタリア・フランスの上位5カ国合計で59クラブが200位以内に入っているため、全体の30%を占めていることになります。

カントリーランキング13位のトルコは200位以内に11クラブがランクインしており、上位5カ国並みの多さとなります。(一方で1クラブあたりの獲得ポイントは小さいということになりますが)

15位のキプロスは3クラブ、16位のセルビアは2クラブのみで、限られたクラブがUEFA主催大会で安定的に結果を残していることになります。

中位に目を向けると、25位のルーマニアは4クラブがランクインしており、カントリーランキングの位置付けに対してランクインしたクラブ数が多い結果となりました。


<UEFAクラブランキング200位以内の国・協会別クラブ数(前年変化)>

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このグラフからわかるのは、前シーズン開幕時と今シーズン開幕時で、各国・協会のランクインしているクラブ数には大きな変化がないということでしょう。

比較的変化が大きかったのは、2クラブ増えたトルコと、2クラブずつ減ったデンマーク、スイスです。

前回の記事で、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキングをチェックしましたが、今回はUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com

UEFAランキングの概要はコチラの記事にてご確認ください。

 UEFAランキング200位以内の国・協会別クラブ数の記事はコチラ


では、クラブランキングを見ていきます。

<2021-2022UEFAクラブランキング>

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:スペイン、赤:イングランド、黒:ドイツ、青:イタリア、水色:フランス、グレー:

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まずは上位50位のポイントを並べてみました。

トップ31位・バイエルン(ドイツ)2位・レアル・マドリード(スペイン)3位・マンチェスター・シティ(イングランド)となりました。イタリア最上位は5位のユベントス、フランスの最上位は8位のパリ・サンジェルマンです。

5大リーグ以外の最上位は、16位のポルトです。

昨年はシャフタール・ドネツク(ウクライナ)でしたが、18位にランクダウンしポルトが上回りました。


<UEFAクラブランキング(2020-2021シーズン開幕時からの変化)>

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上位では、マンチェスター・シティ(イングランド)+3(6→3)、チェルシーが+5(16→11)と、イングランド勢のランクアップが目立ちます。

ライプツィヒ(ドイツ)+10(31→21)、ザルツブルク(オーストリア)+6(29→23)と、レッドブルグループの躍進も数値に表れています。

アタランタ、ディナモ・ザグレブ、スラビア・プラハ、クラブ・ブルッヘ、ヤングボーイズなども大きく浮上しています。

一方でバレンシアやシャルケは大きく順位を落としました。シャルケは2部に降格してしまったので、さらなる下降も免れません。


<2020-2021シーズンの獲得ポイント>

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上位50クラブの前シーズンの獲得ポイントを並べてみました。

CLファイナリストのチェルシー、マンチェスター・シティ、ELファイナリストのビジャレアルとマンチェスター・ユナイテッドが大きく伸ばしています。

この4クラブのうち3クラブがイングランドということもあり、UEFAカントリーランキングではスペインを抜いて1位になっています。


<2020-2021シーズン獲得ポイントと2019-2020シーズン獲得ポイントの差>

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上位50クラブの、直近2シーズンの獲得ポイントの差を見てみました。

目立つところでは、チェルシー(19-20CLベスト1620-21CL優勝)、ポルト(19-20ELベスト3220-21CLベスト8)が、+15ポイント以上と大きく伸ばしました。

一方、インテル(19-20EL準優勝・20-21CLグループステージ敗退)、バーゼル(19-20ELベスト820-21CL予選敗退)2クラブは、-15ポイントと活躍した19-20シーズンから一転してUEFA主催大会では低調なシーズンとなってしまいました。


2021-2022シーズンによりどんな変動があるか楽しみですね。

EURO2020、東京オリンピックが終わり、息つく間もなくヨーロッパ各国リーグの2021-2022シーズンが開幕しました。チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)の本戦出場クラブのグループステージの組み分けも決まりました。

今回は、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、UEFAクラブランキングをチェックしたいと思います。

今回の記事では、UEFAカントリーランキングについて掘り下げます。


※UEFAクラブランキングの記事はコチラ

 UEFAランキング200位以内の国・協会別クラブ数の記事はコチラ


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com


また、UEFAランキングがどういうものなのかを確認してみましょう。

UEFAランキングは、UEFA(欧州サッカー協会)が主催するクラブの国際大会であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)UEFAヨーロッパリーグ(EL)2大会における過去5シーズンの各国クラブの成績に基づいて算出されるランキングです。

UEFAカントリーランキングは、協会()別の成績に基づいてポイント算出されたランキングです。各国からCLELといった国際大会に参加できるクラブの枠数を決定するために使用されます。


それでは、ランキングデータを見てみます。

<2021-2022UEFAカントリーランキング>

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ポイントをグラフに並べてみました。

1位・イングランドと2位・スペインが約100pt3位・イタリアと4位・ドイツが約75pt5位・フランスと6位・ポルトガルが約50pt7位・オランダ以降は団子状態が続く構図となっています。


<UEFAカントリーランキング(2020-2021シーズン開幕時からの変化)>


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今シーズンと前シーズンの順位の変動を見てみました。

上位陣は大きな変化はないものの、オランダが3ランクアップ、オーストリアが2ランクアップしています。

中位以降は団子状態なので変化が激しいのですが、北アイルランドやフェロー諸島が6ランクアップしています。


<2020-2021シーズンの獲得ポイント>

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2020-2021シーズンのみの獲得ポイントを並べてみました。

2020-2021シーズンは、フランスのクラブは思うようにポイントを伸ばせなかったことがわかります。

ロシアやトルコのクラブもやや不本意なシーズンだったと言えそうです。


<2020-2021シーズン獲得ポイントと2019-2020シーズン獲得ポイントの差>

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直近2シーズンの獲得ポイントの差を見てみました。

2019-2020シーズンと比べ+4ポイント以上なのは、イングランド、チェコ、イスラエルです。

逆に-3ポイント以下なのがドイツ、フランス、スウェーデンです。

2019-2020シーズンはバイエルン・ミュンヘンとパリSGCL決勝に進出しているので、そこからのポイントダウンは致し方なしとも思えます。


カントリーランキングは一旦ここまでにして、

次の記事ではUEFAクラブランキングについて見てみようと思います。

以前、CL ELの決勝ラウンド進出クラブが出揃ったタイミングで、開幕時のUEFAランキングと比較しながら傾向を見てみました。

今回は、CL ELのベスト8時点での傾向を見てみたいと思います。


 CL ELの決勝ラウンド進出クラブが出揃ったタイミングでの記事は、こちらからご確認いただけます。


2020-21シーズン開幕時のUEFAランキング記事は、こちらからご確認いただけます。


<国別(協会別)CL決勝ラウンド進出クラブ数(ベスト8まで)>

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CLの決勝ラウンド進出クラブは、スペインとドイツが4クラブずつ、イングランドとイタリアが3クラブずつ、フランスとポルトガルが1クラブずつでしたが、ベスト8進出クラブはイングランドの3クラブが最多となりました。イタリアは3クラブとも敗退となりました。フランスのパリ・サンジェルマン、ポルトガルのFCポルトはともに勝ち残っています。


<国別(協会別EL決勝ラウンド進出クラブ数(ベスト8まで)>

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CLよりも満遍なく各国のクラブが決勝ラウンドに進出しているELですが、ベスト8に勝ち残るクラブは強豪国が中心となります。


<CL本戦、決勝ラウンド進出クラブの順位>

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CLのベスト8に残ったクラブは、なんと全クラブが開幕時点でUEFAクラブランキング25位以内でした。実績あるクラブが順当に勝ち残っているといえます。


<EL本戦、決勝ラウンド進出クラブの順位>

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ELベスト8のうち5クラブが、開幕時点でUEFAクラブランキング25位以内でした。ELも決勝ラウンドを勝ち抜くのはEU主催大会で実績ある強豪クラブといえます。クロアチアのディナモ・ザグレブ(49)、チェコのスラヴィア・プラハ(59)200位圏外だったグラナダ(スペインが準々決勝を勝ち残れるか注目です。

2020-2021シーズン開幕時に、UEFAカントリーランキング、UEFAクラブランキングを掘り下げてみてみました。

CLELともに本戦のグループステージが終わり、決勝ラウンド進出クラブが出揃っていますので、開幕時のUEFAランキングと比較しながら、ここまでの傾向を見てみようと思います。


※2020-21シーズン開幕時のUEFAランキング記事は、こちらからご確認いただけます。


<国別(協会別)CL本戦出場クラブ数・決勝ラウンド進出クラブ数>

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CL本戦は、ヨーロッパ各国の中でも一部のトップリーグが多数を占める大会だということが、改めてわかります。

10位台の国でも本大会出場クラブ0が少なくない中で、33位のハンガリーのフェレンツヴァーロシュが本大会に出場したのは快挙と言っていいでしょう。ハンガリーのクラブがCL本大会に出場したのは1995-96シーズン以来、25年ぶりだそうです。


CLの決勝ラウンドに進出できるクラブは、スペイン、イングランド、ドイツ、イタリアの4カ国のリーグにほぼ絞られます。

上位4か国以外には5位・フランスのパリ・サンジェルマン、6位・ポルトガルのポルトのみなので、国レベルで見れば今シーズンは大きな番狂わせがない状況と言えるでしょう。


<国別(協会別EL本戦出場クラブ数・決勝ラウンド進出クラブ数>

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CLと比べると、ELはかなり満遍なく各国から参加していると言えます。42位のアイルランドからもダンドークが出場しています。

EL決算ラウンドは、CLのグループステージ3位のクラブが参加することもあり、UEFAランキング上位国のクラブが多いですが、21位のノルウェー、23位のイスラエルのクラブも進出しており、バラエティに富んでいます。


<CL本戦、決勝ラウンド進出クラブの順位>

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CL本戦出場32クラブのうち、半分の16クラブがUEFAクラブランキング25位以内です。このうち12クラブが決勝ラウンドに進出しています。

つまり、安定的に結果を残しているクラブが、今年も残っているといえます。

102位のミッティラン(デンマーク)107位のレンヌ(フランス)135位のフェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)は、いずれもグループステージ敗退となりました。決勝ラウンドに進出した中で開幕時のランキングが最も低いのは、61位のボルシアMG(ドイツ)です。


<EL本戦、決勝ラウンド進出クラブの順位>

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EL出場クラブは、UEFAクラブランキング51100位がボリュームゾーンです。グラナダ(スペイン)、スィヴァススポル(トルコ)、オモニア(キプロス)CSKAソフィア(ブルガリア)4クラブは200位以内に入っていませんでした。


※CL・ELのベスト8進出クラブについてはこちらの記事をご覧ください!



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