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2021-2022シーズンから、UEFA主催の国際大会にUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)が創設されました。


UECLの概要は、

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)UEFAヨーロッパリーグ (EL)に次ぐ、UEFA主催の第3階層のレベルの大会という位置付け。

・グループステージ出場クラブは32クラブ。グループステージの1位はラウンド16進出が決定。2位とUELのグループステージ3位のクラブがラウンド16進出決定戦を戦い、その勝者もラウンド16に進出。

UECL優勝クラブは翌年度のELのグループステージ出場権を得る。

となります。


今回は、CLELUECLのレベル感の違いをつかむために、国・協会別に各大会の本戦出場クラブ数を集計してみました。

いずれのグラフも、2021-22シーズン開幕時のUEFAカントリーランキングの順番に国・協会を並べています。

表をクリックすると拡大表示できます。


<国別(協会別)CLELUECL本戦出場クラブ数>

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(オレンジ:CL、黄緑:EL、水色:UECL)

3大会トータルの出場クラブ数は、当然ですがランキングが上位の国・協会ほど多くなります。

14位のデンマークまでは4クラブ以上が出場する国・協会も少なくありませんが、15位キプロスあたりからは12クラブの出場となり、33位リヒテンシュタインあたりからは出場クラブがゼロということも珍しくなくなります。


<国別(協会別)CL本戦出場クラブ数>

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イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、ポルトガルの上位6か国から、22クラブ(68%)が本戦進出しています。

モルドバのシェリフは、出場自体が快挙と言えます。


<国別(協会別EL本戦出場クラブ数>

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20位ギリシャまで、12クラブがまんべんなく本戦進出してます。


<国別(協会別)UECL本戦出場クラブ数>

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7位オランダが3クラブと最多で、30位ぐらいまでの国・協会からまんべんなく本戦進出しています。

下位のアルメニア、フィンランド、ジブラルタル、エストニアのクラブも、本戦進出を果たしています。

前回の記事では、2021-2022シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)本戦に出場する32クラブの、シーズン開幕時のUEFAクラブランキングを見てみました。

今回は、ヨーロッパリーグ(EL)本戦出場32クラブの、UEFAクラブランキングを見てみます。


ELは、CLと比べて本戦出場クラブのランキングにバラつきがあります。

19位・リヨン(フランス)20位・ナポリ(イタリア)25位・レバークーゼン(ドイツ)のようなランキング上位のクラブもあれば、

シュトルム・グラーツ(オーストリア)やブレンビー(デンマーク)のような160位前後のクラブもあります。


<グループごとの序列>

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※画像をタップすると拡大できます

グループごとに、UEFAクラブランキングをプロットしてみました。

見づらくて恐縮ですが、縦軸はランキングなので、下に行くほどランキング上位となります。


ランキングの順位的には、グループEやグループH4クラブとも近く、拮抗していると言えそうです。クラブの顔ぶれを見ても、決勝ラウンドに勝ち進むクラブを予想するのが難しそうです。

グループF3クラブがかなり近い順位にあります。


CLと比べて絶対的な存在がいないグループが多いので、ELは拮抗した戦いを数多く楽しめそうですね。

今回は、2021-2022シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)本戦に出場する32クラブの、シーズン開幕時のUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。


CLは、ランキング上位のクラブが毎シーズン出場する傾向にあります。

ランキング32位までのうち25クラブが出場します。

32位以内でCLに出場できない7クラブのうち、

19位・リヨン(フランス)20位・ナポリ(イタリア)25位・レバークーゼン(ドイツ)3クラブは、ヨーロッパリーグ(EL)に出場します。

10位・アーセナル(イングランド)13位・ローマ(イタリア)15位・トットナム(イングランド)29位・バーゼル(スイス)4クラブは、前シーズンに国内で不振だった影響などにより、CLELともに本戦出場とはなりませんでした。


一方、33位以下でCL本戦出場を果たしたのは下記の7クラブです。

41位・クラブ・ブルッヘ(ベルギー)

42位・ヤングボーイズ(スイス)

53位・ACミラン(イタリア)

88位・マルメFF(スウェーデン)

103位・ヴォルフスブルク(ドイツ)

108位・FCシェリフ・ティラスポリ(モルドバ)

109位・リール(フランス)


特に108位のFCシェリフ・ティラスポリは、モルドバのクラブとして初めてのCL本戦出場となります。まさに快挙ですね!


<グループごとの序列>

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グループステージごとに、UEFAクラブランキングをプロットしてみました。

見づらくて恐縮ですが、縦軸はランキングなので、下に行くほどランキング上位となります。


グループCは、4クラブの順位が最も拮抗しています。ボルシア・ドルトムントとアヤックスがネームバリュー的にもリードしていますが、ベシクタシュ(トルコ)とスポルティングCP(ポルトガル)も侮れません。

グループAやグループBは、4クラブ中3クラブの順位が拮抗しています。グループAのライプツィヒ(ドイツ)、グループBのポルト(ポルトガル)は、CL優勝候補にあがるライバルを上回れるでしょうか。

グループGは、22弱がハッキリとしていますが、セビージャ(スペイン)とザルツブルク(オーストリア)、ヴォルフスブルク(ドイツ)とリール(フランス)にそこまで大きな差がある印象はなく、ランキング上位といえど安泰とは言えません。クラブランキングはあくまでも目安なのだなと改めて感じます。


クラブランキングは直近5シーズンのヨーロッパでの実績を表していますので、その序列も頭に入れつつ、今シーズンもCLを楽しみましょう!

前回までの記事で、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキング、クラブランキングをチェックしました。

今回はUEFAクラブランキング200位以内に入ったクラブ数を、各国・協会ごとに見てみたいと思います。


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com

UEFAランキングの概要はコチラの記事にてご確認ください。

※UEFAクラブランキングの記事はコチラ


それでは、ランキングデータを見てみます。

<UEFAクラブランキング200位以内の国・協会別クラブ数>

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協会()のポイントが高い場合は、クラブ別ポイントではなく協会()のポイントが適用されるので、上位リーグのクラブ数は多くなる傾向があ理ます。

イングランド・スペイン・ドイツ・イタリア・フランスの上位5カ国合計で59クラブが200位以内に入っているため、全体の30%を占めていることになります。

カントリーランキング13位のトルコは200位以内に11クラブがランクインしており、上位5カ国並みの多さとなります。(一方で1クラブあたりの獲得ポイントは小さいということになりますが)

15位のキプロスは3クラブ、16位のセルビアは2クラブのみで、限られたクラブがUEFA主催大会で安定的に結果を残していることになります。

中位に目を向けると、25位のルーマニアは4クラブがランクインしており、カントリーランキングの位置付けに対してランクインしたクラブ数が多い結果となりました。


<UEFAクラブランキング200位以内の国・協会別クラブ数(前年変化)>

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このグラフからわかるのは、前シーズン開幕時と今シーズン開幕時で、各国・協会のランクインしているクラブ数には大きな変化がないということでしょう。

比較的変化が大きかったのは、2クラブ増えたトルコと、2クラブずつ減ったデンマーク、スイスです。

前回の記事で、2021-2022シーズン開幕時点の最新のUEFAカントリーランキングをチェックしましたが、今回はUEFAクラブランキングを見てみたいと思います。


本記事では、UEFAの公式ホームページの8/14時点のデータを使用しました。

https://www.uefa.com

UEFAランキングの概要はコチラの記事にてご確認ください。

 UEFAランキング200位以内の国・協会別クラブ数の記事はコチラ


では、クラブランキングを見ていきます。

<2021-2022UEFAクラブランキング>

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:スペイン、赤:イングランド、黒:ドイツ、青:イタリア、水色:フランス、グレー:

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まずは上位50位のポイントを並べてみました。

トップ31位・バイエルン(ドイツ)2位・レアル・マドリード(スペイン)3位・マンチェスター・シティ(イングランド)となりました。イタリア最上位は5位のユベントス、フランスの最上位は8位のパリ・サンジェルマンです。

5大リーグ以外の最上位は、16位のポルトです。

昨年はシャフタール・ドネツク(ウクライナ)でしたが、18位にランクダウンしポルトが上回りました。


<UEFAクラブランキング(2020-2021シーズン開幕時からの変化)>

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上位では、マンチェスター・シティ(イングランド)+3(6→3)、チェルシーが+5(16→11)と、イングランド勢のランクアップが目立ちます。

ライプツィヒ(ドイツ)+10(31→21)、ザルツブルク(オーストリア)+6(29→23)と、レッドブルグループの躍進も数値に表れています。

アタランタ、ディナモ・ザグレブ、スラビア・プラハ、クラブ・ブルッヘ、ヤングボーイズなども大きく浮上しています。

一方でバレンシアやシャルケは大きく順位を落としました。シャルケは2部に降格してしまったので、さらなる下降も免れません。


<2020-2021シーズンの獲得ポイント>

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上位50クラブの前シーズンの獲得ポイントを並べてみました。

CLファイナリストのチェルシー、マンチェスター・シティ、ELファイナリストのビジャレアルとマンチェスター・ユナイテッドが大きく伸ばしています。

この4クラブのうち3クラブがイングランドということもあり、UEFAカントリーランキングではスペインを抜いて1位になっています。


<2020-2021シーズン獲得ポイントと2019-2020シーズン獲得ポイントの差>

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上位50クラブの、直近2シーズンの獲得ポイントの差を見てみました。

目立つところでは、チェルシー(19-20CLベスト1620-21CL優勝)、ポルト(19-20ELベスト3220-21CLベスト8)が、+15ポイント以上と大きく伸ばしました。

一方、インテル(19-20EL準優勝・20-21CLグループステージ敗退)、バーゼル(19-20ELベスト820-21CL予選敗退)2クラブは、-15ポイントと活躍した19-20シーズンから一転してUEFA主催大会では低調なシーズンとなってしまいました。


2021-2022シーズンによりどんな変動があるか楽しみですね。

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